ようやく、注文していたM1 CPU搭載の新型Mac miniが届きました。
購入したのはMac mini 16GBメモリ、512GB SSDのモデルで、税込み124,080円です。
11月12日に注文して、届いたのが12月2日でした。
注文開始は11月11日でしたが、その日に注文していればもう少し早く届いたのでしょうか。1日検討したのがこんなに影響するとは。。。
↓のような情報もありますので、ものすごく売れているのでしょう。
M1搭載Mac miniの発売でAppleが日本のデスクトップPC市場のシェアトップに君臨
レビューサイトやすでに届いていた方々のネット情報では爆速との話でしたので、とても楽しみにしていました。
M1 CPU搭載の新型Macについて
「M1 CPU」はAppleが新たに開発したCPUで、開発中は「Appleシリコン」と呼ばれていました。iPhoneやiPadに使われているA14 BionicなどのCPUと同系統のCPUとなります。
そして驚いたのが8GBまたは16GBのメモリーがCPU内に内蔵されていることですね。IntelやAMDなどPCに使われるCPUではキャッシュメモリーがCPUに搭載されていますが、メインとなるメモリーが搭載されているのです。これによりメモリーのアクセス速度が向上していると思います。
これまでMacにはIntelのCPUが使われていましたが、新しいM1 CPUはCPUの命令が異なっていて、これまでの既存アプリは新しいM1 CPUではそのままでは動きません。Appleは2つの解決策を用意しています。
1つは「ユニバーサルアプリ」です。
これは開発者が今までのインテルCPU向けアプリをM1にも対応したアプリにする方法です。
殆どのアプリはビルドし直すだけで簡単に対応できるようです。
実際に新M1 Macが発売されてから数日でChromeなど続々とユニバーサルアプリ化されてきています。
もう1つは「ロゼッタ2」です。
これはインテルCPU向けアプリの命令を、M1 CPUの命令にリアルタイムで変換する機能です。
既存のアプリを変更なくM1 CPU上で動かすことができます。
ただし変換しながら動作するので、ユニバーサルアプリよりは実行速度が落ちます。とはいってもCPU速度が約3倍になっていますから、Intel CPUで実行するときと比べて遜色はないようです。
これまでのMac環境
私はAndroidアプリ開発やその他作業のメイン環境にはWindowsマシンを使っていますが、iOSアプリ開発にはMacを使用しています。(というか、iOSアプリ開発はMacしかできない)
これまではMac mini(2014)を使っていました。前世代がMac mini(2018)なので、前々世代ということになります。
メモリ:8GB
ストレージ:購入時は1TB HDDでしたが、512GB SSDに換装
でした。
ストレージをSSDに換装していたので、なんとか我慢できるレベルでしたが、やはり、Xcodeのビルドには時間がかかっていました。
M1 Macの発表会で、M1搭載の新MacはCPUパフォーマンスが前世代のMac mini(2018)に比べて3倍となり、Xcodeのビルドも3倍速いとのことでしたので、前々世代のMac mini(2014)との比較だともっと速いだろうと思い、購入を決めました。
Xcodeビルド時間の比較
XcodeはMacアプリやiOSアプリを開発する際に使用する開発環境です。iOS版の「ぴよ将棋」もXcodeを使用して開発しています。
届いた日に早速、新Mac miniにXcodeをインストールして「ぴよ将棋」のプロジェクトをビルドしてみました。
M1 CPUがらみでcocoapodsがうまく動かないなど問題もありましたが、以下のサイトなどを参考に解決できました。新Macがもっと早く届いていたらハマっていたと思います。
M1 (Apple Silicon) Macで既存のReact Nativeプロジェクトの開発環境が整うまで
Mac mini(M1 2020) : 50秒
で、約4倍でした。速い!
ぴよベンチの比較
Mac mini(M1 2020) : 757
iPhone SE 2実機 : 844
実機には及ばないですが、Mac mini(2014)に比べれば2.8倍です。
ただし、いずれもCPUコアを2コアしか使用していないので、すべてのCPUコアを使用したらM1 Macはもっと上がるはずです。
周辺機器
大幅なパフォーマンス向上ができましたので、この新マシンでバリバリ開発していきます!