遅ればせながら話題のRaspberryPiを購入してみました。
BeagleBoard-xMと被るので、これまで手を出していませんでしたが、情報が豊富になってきたのと、何といってもBeagleBoard-xMよりもだいぶ安いので、単機能な組み込み機器にも贅沢に使用できそうということで、こちらに浮気しちゃおうかと。
というわけで、BeagleBoard-xMと比較しながら使ってみたいと思います。
購入
RSオンラインにて購入しました。
RSオンラインは届くのが遅いという噂でしたが、3/4に発注して3/15に届いたので、思ったよりも早かったです。
値段は本体が¥2,950、送料が¥460、消費税が¥171で、合計¥3,581でした。
BeagleBoard-xMは¥14,305(2013/3/20現在)(消費税は別途必要かも)なので、約1/4でだいぶ安いです。
BeagleBoard-xMとの比較
簡単にスペックを比較してみます。
Raspberry Pi Model B | BeagleBoard-xM | |
---|---|---|
CPU | Broadcom BCM2835 (700MHz ARMv6) |
TI DM3730 1.0GHz (ARM Cortex-A8) (Ubuntuでは800MHzまでに制限されているようです) |
メモリ | 512MB (2012/10/15以降) | 512MB |
ネットワーク | 100M Ethernet | 100M Ethernet |
USB | 2ポート | 4ポート |
電源 | 5V | 5V |
基盤サイズ | 85.60×53.98[mm] | 85.6×85.1[mm] |
CPUのクロックはそれ程変わりませんが、ARMv6とCortex-A8でどのぐらい差があるのか気になります。また、Raspberry Piはクロックアップもできるということです。CPU性能については今後ベンチマークなどで比較してみたいと思います。
組み込み用途を考えると、Raspberry Piの方が若干サイズが小さいのはメリットですが、Raspberry PiはUSBの電流制限が厳しいようで、USBカメラやWifiをつける場合はセルフパワーのUSB HUBが必須になるところは弱点ですね。
なお、BeagleBoardの下位機種でBeagleBoneというものもありますが、メモリが256MBで、値段が約¥8,000なので、Raspberry Piに比べるとあまり興味が持てません。
OS(Raspbian)の書き込みと起動
まずはSDカードにOSのイメージを書き込みます。ネット上に情報がたくさんあるので助かります。
手元にキーボードがないので、以下を参考に秋月電子のAE-UM232Rを使用してシリアルコンソール接続で起動してみました。
秋月電子のAE-UM232Rを使用する場合、J1のジャンパの1-2間をショートして、で3.3Vに設定するのを忘れないように。
参考サイト:
http://raspberrylife.wordpress.com/2013/02/27/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AB/
http://elinux.org/RPi_Low-level_peripherals
あ、OSはRaspbian wheezy(2013-02-09)を使用しています。
GPIOポートの電圧が3.3Vなのが良いですね。BeagleBoard-xMは1.8VだったのでGPIOを使う気がしませんでしたが。
また、BeagleBoard-xMは壊すのが怖いというのもありましたが、RaspberryPiは比較的安いので少し安心です。
起動までは特に問題もなくさっくり来ました。