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Visual Studio Community 2017をインストールしてみた

「Visual Studio 2017」が正式リリースされました。
早速、Communityエディションをインストールして、Visual Studio 2015で開発していたプロジェクトの例としてK-Shogiをビルドしてみようと思います。

インストーラーは以下からダウンロードできます。
https://www.visualstudio.com/ja/vs/whatsnew/

ダウンロードしたインストーラーを起動すると、以下のような画面が起動します。
今回は「Windows」のカテゴリの3つにチェックを入れてインストールします。

ここで大まかに選択して、「個別のコンポーネント」タブで細かく指定します。
「個別のコンポーネント」タブの内容はデフォルトでインストールしました。

「言語パック」タブは「日本語」がデフォルトで選択されていました。

「ワークロード」タブの「インストール」ボタンをクリックすると、インストールがスタートします。

インストールが完了しました。

早速、VisualStudio2015 Update3で作成したK-Shogiのプロジェクトを開いてみます。
K-ShogiはMFCを使用していますが、MFCはデフォルト設定ではインストールされていません。インストール時に「個別のコンポーネント」タブで「MFCとATLのサポート(x86とx64)」を指定しておけばよかったのですが、インストールされていない場合は以下のようにインストールを促すメッセージが表示されました。

指示に従い追加します。

MFCを追加インストール後、再度プロジェクトを開くと、「ビルドツールが見つかりません」とのメッセージが表示されました。
指示に従い、「プロジェクト」の「ソリューションの再ターゲット」を選択します。

今度は、「インストール コンポーネントがないため、、、」というメッセージが表示されています。
K-ShogiはWindows XPも動作対象にしているため、追加インストールが必要でした。(これもインストール時に「個別のコンポーネント」タブで「Windows XP Support for C++」をインストールすることができます)
「プロジェクト」の「インストールされていない機能のインストール」を選択します。

以上で、正常にプロジェクトを開くことができました。

続いてビルドしてみたところ、問題なくビルドでき、正常に動作しました。(画面は開発中のものです(笑))

K-Shogi 改良後に強くなったかの判定について(自己対局)

前回、同じバージョンの自己対局で勝率5割だったと書きましたが、今回操作ミスで同じバージョンで2回自己対局をやってしまいました。結果は138勝128敗(51.9%)と、151勝130敗(53.7%)でした。これまで勝率が53%だったらかなり喜んでいたのですが。。。やはり、自己対局は信用できないのか?もう少し、対局数を増やす必要があるのかも。思考時間は今は1手6秒でやっていますが、3秒にしてみるか。。。
強さの確認方法には悩みます。

今週のK-Shogiの改良

話題のBonanzaのソースを少し見てみましたが、ちらりと見ただけでは理解できそうにありませんでしたので、次の選手権まではソースは見ないスタンスで行くことにします。

K-Shogiでは探索の深さを持ち点から指し手の評価値(良い手ほど値が小さい)を引いていく方式で制御しています。指し手の評価値はSEEやその他の評価項目から手動で作っています。持ち点は1回目の反復は30からスタートで反復毎に10から20づつ増やしていきます。(実現確率を劣化したような方式です。)

今週の改良はNull Move Puruningに入る条件を残り持ち点が30以上だったのを20以上にしたところ、自己対局で147勝135負となりました。今は20→10で確認中です。(今週の改良時間は10分ぐらいでした(笑))