昨日書いた2本の記事、
Unity5でGoogle Cardboard SDK for Unity に再注目!、
【Unity5】ユニティちゃんライブステージ!と拙作ゲームをUnity5で動かしてみた
と来れば、ユニティちゃんライブステージをCardboardで動かす流れですよね~
やってみました。
ユニティちゃんライブステージをAndroidで動かす
まずは、Unity5でビルドしたユニティちゃんライブステージを(Cardboardは使わずに)Androidで動かします。
AndroidではRenderTextureが動かないためエラーで落ちてしまうようで、RenderTextureを使っている個所を除く作業が必要でした。
だったらFree版と同じではないかと思うかもしれませんが、動いているエフェクトもあるのではないかと思います。(このあたりはよく確認できていません。)
なお、RenderTextureは背景の壁にあるモニタ(?)と鏡面の床に使われています。
最初からの手順は以下のようになります。
- ユニティちゃんライブステージのプロジェクトを開きます。
- 前回の記事の通り、ユニティちゃんが白っぽくなるので、
Assets\UnityChan\PrefabsのCharacterLightのIntensityを1.0に変更します。 - RenderTextureは背景の壁にあるモニタ(?)を外します。
Hierarchyの「Stage Director」をクリックします。
InspectorのMisc PrefabsのElement0の「Back Screen」と「Back Screen Camera Rig」を外します。
そのままだとエラーになるので、詰めてSizeを3にします。
変更前
変更後
- 鏡面の床を外します。
Assets\UnityChanStage\PrefabsのVisualizerをクリックし、以下のようにInspectorのMirror Reflectionの頭にあるチェックボックスを外します。
ここまででAndroid向けにビルドすればAndroid実機(※)で動きました。
※NEXUS5 Android5.0.1にて確認しました。
ユニティちゃんライブステージをCardboardで動くようにする
ここからはいよいよCardboardで動くようにします。
以下の手順になります。
- Cardboard SDK for Unityのサイトからv0.4.5をダウンロードします。
- ダウンロードしたCardboardSDKForUnity.unitypackageをインポートします。
- Hierarchyの「Stage Director」をクリックし、
Stage Director(Script)の「Main Camera Rig Prefabs」に「CardboardMain」を指定します。
- カメラの位置を指定します。
Assets\Cardboard\Prefab\CardboardMain をクリックし、
PositionをX:0, Y:1, Z:1.2、RotationをX:0, Y:-180, Z:0に指定します。
ここまででビルドして、Android実機で動かしたところ、、、曲は鳴るものの画面が真っ暗で動きませんでした。
adb logcatでログを確認すると、OpenGLのバッファが確保できないといったようなエラー”Invalid native buffer. Failed to queueBuffer”が出ていました。
いろいろ試行錯誤した結果、以下のようにPlayerSettings – Other Settings-Rendering の Multithreaded Renderingのチェックを外すと、、、
動きました。イエイ!!!
ちゃんとヘッドトラッキングも効きます。
上や、
後ろ、
下の方も見れます。
なお、上記手順は試行錯誤したところもあるので、なにか書き忘れているかもしれません。記載の通りにやってもうまくいかない場合はコメントなどでご連絡ください。
また、NEXUS5 Android5.0.1にて動作を確認しました。機種やOSバージョンが異なると動作に違いがあることが考えられます。
私はOculus Riftはちらりと覗いたことがある程度ですので比較はできませんが、段ボールでできたCardboardでも没入感はかなりあり、Cardboardの可能性、ひいてはVRの可能性を感じました。
また、改めて「ユニティちゃんライブステージ! -Candy Rock Star-」のすごさを実感しました。
このコンテンツは、『ユニティちゃんライセンス』で提供されています
[amazonjs asin=”B00OII74OU” locale=”JP” title=”Google Cardboard (グーグル・カードボード)”]
[amazonjs asin=”B00OIHU042″ locale=”JP” title=”ハコスコDX(デラックス)黒”]
[amazonjs asin=”B00UNE11S8″ locale=”JP” title=”タオバイザー V2 赤”]
[amazonjs asin=”4822277208″ locale=”JP” title=”ユニティちゃんでゲームを作ろう (日経BPパソコンベストムック)”]
[amazonjs asin=”4883379671″ locale=”JP” title=”Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門 作りながら覚えるスマートフォンゲーム開発”]
[amazonjs asin=”4798138223″ locale=”JP” title=”Unity5 3Dゲーム開発講座 ユニティちゃんで作る本格アクションゲーム (Smart Game Developer)”]
[amazonjs asin=”4798042765″ locale=”JP” title=”主婦ゆに!もしも、プログラミング経験がない文系の主婦がUnityをはじめて1ケ月でミクさんを出”]
[amazonjs asin=”4798137464″ locale=”JP” title=”Oculus Riftでオレの嫁と会える本 UnityとMMDモデルで作る初めてのバーチャルリアリティ”]
実機で動かなかったのですごくありがたいです!
お役に立てて良かったです。