BeagleBoard-xM + Ubuntu10.10 にVNCを導入

BeagleBoard-xMを使用する際に、普段はWindows PCからSSHで接続していますが、今後OpenCV等でカメラを使用したアプリ等も作っていきたいので、GUI(X-Window)を使用したいところです。

ディスプレイ・マウス・キーボードは接続できますが、できるだけケーブルを接続したくないので、PCからVNCで接続するようにしてみます。

なお、以下の話はBeagleBoard固有の話ではなく、Ubuntu10.10の一般的な話だと思います。

【導入手順】

パッケージにtightvncがあるので、apt-getでインストールします。

sudo apt-get update
sudo apt-get install tightvncserver

VNCサーバを起動します。初回は設定するパスワードを聞いてきますので、入力します。

vncserver :1

PC側にもtightvncのvncviewerをインストールして接続します。

BeagleBoardのIPアドレス::5901

で接続します。

vncviewerにBeagleBoard(Ubuntu)の画面が表示されました!!

おまけに懐かしのアプリをいくつか起動してみました。(笑)

f:id:studio_k:20110706220406j:image:w480

...と、ここまでは順調にきましたが、

ターミナルでdキーを押すと画面上のウィンドウがすべてアイコン化(?)されてしまう現象が発生しました。これでは使い物になりません。。。

はまりかけましたが↓の情報に助けられました。

http://d.hatena.ne.jp/kaosf/20110518/1305727419

具体的には以下の手順で改善しました。

vncviewerで接続。

System > Preferences > Keyboard Shortcuts から

“Window Management”の中の

“Hide all normal windows and set focus to the desktop” を選択後、

[BackSpace]を押して Disable に変更。

vncviewerを閉じて、

vncserver -kill :1
vncserver :1

で再起動。

【おまけ】ipod touchの「Mocha VNC Lite」からも接続できました。

f:id:studio_k:20110706221436j:image

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