BeagleBoard-xMを使用する際に、普段はWindows PCからSSHで接続していますが、今後OpenCV等でカメラを使用したアプリ等も作っていきたいので、GUI(X-Window)を使用したいところです。
ディスプレイ・マウス・キーボードは接続できますが、できるだけケーブルを接続したくないので、PCからVNCで接続するようにしてみます。
なお、以下の話はBeagleBoard固有の話ではなく、Ubuntu10.10の一般的な話だと思います。
【導入手順】
パッケージにtightvncがあるので、apt-getでインストールします。
sudo apt-get update sudo apt-get install tightvncserver
VNCサーバを起動します。初回は設定するパスワードを聞いてきますので、入力します。
vncserver :1
PC側にもtightvncのvncviewerをインストールして接続します。
BeagleBoardのIPアドレス::5901
で接続します。
vncviewerにBeagleBoard(Ubuntu)の画面が表示されました!!
おまけに懐かしのアプリをいくつか起動してみました。(笑)
...と、ここまでは順調にきましたが、
ターミナルでdキーを押すと画面上のウィンドウがすべてアイコン化(?)されてしまう現象が発生しました。これでは使い物になりません。。。
はまりかけましたが↓の情報に助けられました。
http://d.hatena.ne.jp/kaosf/20110518/1305727419
具体的には以下の手順で改善しました。
vncviewerで接続。
System > Preferences > Keyboard Shortcuts から
“Window Management”の中の
“Hide all normal windows and set focus to the desktop” を選択後、
[BackSpace]を押して Disable に変更。
vncviewerを閉じて、
vncserver -kill :1 vncserver :1
で再起動。
【おまけ】ipod touchの「Mocha VNC Lite」からも接続できました。